2002年東京芸術大学美術学部絵画油画卒業。ビデオや写真、ドローイングなど多様なメディアを使用。「イメージが持つ力」「見ること、見られることの関係性の変化」「フレームとネットワーク、データベース」「時空間をこえた旅」などが現在の主なテーマ、興味である。たとえば、現実の空間にイメージと虚構のかすかなサインを差し込んで行く。作品空間(=一種のフレーム)を訪れる人のイメージを導入することにより、流動する過程をつくりだす。そこでは、一種の時間の抽出も同時に行われていく。その過程の中で、大きな無数の世界の存在を感じとり、そこにゆるやかな意味のネットワークを作り上げる。映像は、空間の中に様々なリズムと光をもたらす。その空間(=一種のフレーム)に人々が訪れる事により、新しい物語が生まれていく。訪問者は、作品の登場人物になる。
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© Chika Kato
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