ドローイング、絵画、インスタレーションと多彩な制作活動を展開している三宅信太郎だが、その中でもパフォーマンスは彼のプロジェクトにおいて重要な一部である。自作の着ぐるみを身にまとったパフォーマンスはユーモラスであると同時に、部分的に露出された作家の身体が、作品にグロテスクな一面を付け加える。それは想像の世界と現実が接触する瞬間の違和感とも呼べるだろう。作家扮するミノタウルスと無数の赤い風船を包み込んだ巨大タコの戦いは、ザルツブルグやマイアミなど海外でも演じられ、好評を博している。
1970年生まれ。多摩美術大学美術学部絵画科版画専攻卒業。数多くの展覧会に出品。
主な個展に「Maybe it’s a bright side of life」(2007, 高橋コレクション、東京)、「NI-MARU-MARU-ROKU, in DOITSU」(2006, c/o Alte Gerhardsen, Berlin)、「Beaver No Seikatsu」(2006, Sandra and David Bakalar Gallery, ボストン)、「敦盛」(2005, 小山登美夫ギャラリー)がある。
|
|
© Shintaro Miyake, Courtesy by Tomio Koyama Gallery
|