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アンテナ / Antenna

 「ジャッピー来臨」では黄色いねずみの着ぐるみを着た人々が、平安朝を思わせる華麗な儀式を繰り広げる。日本の伝統文化と、笑顔が張り付いた市場経済の象徴を思わせるネズミたちによる現実と非現実の狭間のような映像絵巻であり、想像上のテーマパーク”ヤマトピア”の数百年後の廃墟という設定の物語である。
アンテナは京都を中心に活動するアートユニットである。美術やデザインといった表現領域を限定せず、メンバー各々が映像、3DCG、彫刻、木工、空間デザイン、イラストレーションなどの技術を併せ持ち、その活動は多岐にわたる。メンバーは田中英行、岡寛志、市村恵介、古川きくみの4人。
 2002年、田中英行の呼び掛けがきっかけとなり、Antennaが結成される。2003年より「囿圜 yu-en」の制作をスタート、2004年多数のグループ展に参加、その後「RAYMONDTEAM」のPVを2本制作、様々な分野で高い評価を得る。2005年に市村恵介が加入、2006年ヤノベケンジ氏との展覧会「森で会いましょう」を発表、その後2006年に古川きくみを加え、国内外様々な場所にて作品を発表しつつ、数多くのPV制作を行い、LITTLE TEMPO や DJ KENTARO、RANKINTAXI出演の「MAY DREAM '06」にVJとしても参加、取手アートプロジェクト’06に出展、TSCAでの個展を行うなど精力的に活動する。2007年、第10回岡本太郎現代芸術賞に入選、ドイツのビデオナーレ11に選ばれ、ドイツと韓国を作品が巡回した。
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© Antenna

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ジャッピー来臨

2006
color, sound
7'00"

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